3.11

何の因果か?浮世離れした人生(宿命)なのか?

小生は、今日もやはり道場に居た。

 

本来ならば外出予定もあったこの日、何故か、インフルエンザ感染予防にて閉鎖している道場で…。

この時間、6年前と同じく墨東五区大会前なので、出場選手だけ稽古をつけていた…。

 

複雑な心境だが、生きながらえた者として、しっかりと前を向いて生きていきたいと思いながら、直弟子に、稽古をつけていた。

 

何も語らず…。彼らが自然と向き合えた時に、自然の偉大さを知り「人間はこんなにも非力なのだ」という事を、小生などに教わることなく、学び、受け入れる日が来ると、期待し、信じているのだった。

無論、対峙し語ることの重要性を踏まえたうえでの事ですが…。

人は語らずして伝えることなど決して出来ないのですから…。

 

 

過去があって今が存在するのだから、忘れてはいけないが、

かといって、忘却の心をも持ち合わせていなければ、心は癒えて行かない…。大切なのは、そこのバランスだと思う。

解ったような口振りだが、実際は自分自身足りているとは思っていない。

けれど、どうか安息な日々が続き、皆の気持ちが癒える日を目指して出来ることをやって、生きていきたいと思います。

災害だけでなく、過去にも日本は戦争というもので大勢の人が命を奪われたり、また日常でも大切な人を失って悲嘆の日々を送った方も存在していると思う。

明日は我が身と思って、お互い良い意味で支えあって強く生きていきたいと思います。

そして、自分はまだ生きているという証(あかし)である、熱い胸の鼓動を其々感じて頂きたいです!

 

小生は『戦争を知らない子供』と言われた世代の人間です。しかし、戦争体験をしている先代師匠をはじめ、多くの先生方から、戦争中の体験談を何度も何度も繰り返し聞かされてきました。それだけ心に深い傷となった思い出なのだろう…と思い耳を傾けていました。

それでも、自分には何もわかっていなかったのだと思います。

 

だから、被災地の方の気持ちなど判ろうと思っても、「本当に大変なんだなぁ~!」としか言えません。

でも、私たちの目の前にも現実の生活があるといった複雑な心境でいる人間、若干1名(小生)がここにいます。互いに踏ん張って命を活かして精一杯生きて行くしかないと思います。ごめんなさい。

 

諸々御託を並べてみても…結局、なにげないこのスミレの花の色に、癒されてしまいました。

なので、アップしてみました。それだけ自然は偉大な存在なのかな?って。。。。

まぁ、本当に色々考えさせながら過ごした一日でした。

其れぽっちしか出来ない非力な自分のたわいもない戯言でした。陳謝。修練に励みます!

以上